ルカ、サルーキの足について(シナリオ)

いつもご視聴ありがとうございます

ルカを散歩しているとよく「足が長いですね」と声をかけられることが多いです

またコメント欄にも同様のコメントをされる方が多いので
今回はイヌの足に関してご説明したいと思います

足の構造の前に、動物の歩き方には3種類あります。
蹠(しょ)行、趾(し)行、蹄(てい)行です。

蹠行とはヒト、霊長類、クマ、パンダなどがこれにあたり、かかとを含む足の裏全体を使って歩行することをいいます。直立時の安定性が非常にいいです。ただし素早く動くのには適していません。

趾行とはイヌ、ネコ、鳥類がこれにあたり、かかとを浮かせた爪先立ちの状態で直立し、歩行することをいいます。爪先立ちになることで脚全体の長さを稼ぐことができ、特に高速での移動、走ることにおいて有利となっています。

ヒトも走るときには趾行となります。

犬の足はここがかかとになるので、実際の足の長さは、かかとから足の付根までで、ここからここまでになります。
ですのでここからここまではヒトでいう足の裏になります。足の長さより大きさに驚きませんか?

イヌの足はさらに形状によって猫足、ウサギ足、水かき足と3種類に分類され
ルカ、サルーキは親指を除いた四本指の内、真ん中の二本が他の指よりも長いウサギ足になります。
サルーキの場合には砂漠を上手く走れるように、水かきがあるので水かき足という側面もあります。


蹄行とは、ウシ、ウマ、キリンなどでかかとを浮かせてひづめのみを地面につけ、爪先立ちの状態で直立、歩行することをいいます。
ヒトで言ったらずーっとバレリーナのポワント(つま先立ち)状態ですね。
これは趾行よりさらに高速での移動ができます

要はかかとを浮かせるかどうかがポイントになります。

ちなみにキリンの指はここからここまで、足首はここになり、ひじ・ひざはここになります。

カバやゾウもこれにあたりますが、これらは疾走を諦め、蹄(指)を肥大化させて巨体を支えるようにしています。

ということでルカの足はまあ長いですが、ここからここまでと考えるとそんなに長くないのかもしれません。いやでも長いか笑

( Photo by (c)Tomo.Yun )を明記し、(http://www.yunphoto.net )を張るか明記